事故車は縁起が悪い?
日本人は縁起を気にする人が多いのではないですか。例えば、結婚式を挙げる日は仏滅を避けて大安を選ぶなど、日本人は古くから縁起にこだわる場面が多いです。さて、事故車と聞くとどのようなイメージを持ちますか。良いイメージを持つ人は少ないあるいはいないのではないですか。マイナスのイメージが先行することと思います。運転中に何か霊的な現象が起きハンドル操作が効かないなど。このような車を是非買いたい、と思う方はいるでしょうか。
事故車の前の持ち主が不慮の事故で亡くなってしまった、というような場合、誰もがどんなに安くても絶対に買いたくない、と思ってはいませんか。安くてもいいから自分の車が欲しい、というような方はどのような行動をとるでしょう。事故車であることを気にせず買うのかそれとも避けるか。このような場合は、やはりディーラーに相談するのが一番です。もしかしたら事故車であることを明らかにせず販売しているディーラーもいるかも知れませんが、しかし車のことはやはりディーラーを頼るのが問題解決の近道となることと思います。
死亡事故を起こした事故車は見分けられるか
事故車は交通事故を起こした車であると考える人が少なくありませんが、実際には交通事故とは一切関連性がありません。その理由は、事故車と表現されるのは何らかの原因により骨格の部分まで損傷をきたしたものを指すためです。すなわち交通事故により仮に人を死亡させた場合であっても、骨格に異常がなければ問題なく扱われてしまうことが多いことになります。
これは中古車の世界で定義された決まりであり、具体的にその内容を引き継ぐ義務がないことによるためです。交通事故を起こし人をはねてしまった場合であっても、車自体の損傷は非常に少ないことが多いのが実態で、骨格にまで影響を及ぼすケースは電柱に衝突したり、横転するなど自動車自体が大破した場合に限られます。ただこの場合には修復してもその費用を上回る価格で販売することが非常に難しいため、ほとんどの場合には歯医者となってしまうケースが多いのです。そのため死亡事故を発生させた場合であっても、単純に中古車として販売されているケースもあるので注意をしなければなりません。