事故車を目利きするポイント

事故車を目利きするポイント 事故車の場合、ボディの歪みから走行中にトラブルが発生する可能性もあります。
そのため、購入する際はそのリスクを十分理解した状態で買うことになります。
そこで事故車かどうかをみわけるためにも、いくつかの目利きポイントを知っておく必要があります。
まず一つは、パネル部分の隙間な不均一だということです。
車は骨組みに沿ってパネルを取り付けていますが、骨組みが歪むとどうしてもパネルにも歪みが生じてしまうからです。
また試乗した時にまっすぐ走らないとか、何か違和感を感じるということもあります。
これは骨組みに歪みがあるので、どうしても真っ直ぐに走ることができないというのが関係しています。
特に平坦な道を走ってみると、歪みがある車とない車では走り心地に大きな差があります。
まっすぐ走ろうとするとどちらかに自然に曲がってしまう感じがするなどです。
したがって、これらのポイントを理解すればある程度事故車を目利きする事はできます。

お買得な「事故車」もあるが 経験上 手を出さない方が懸命

お買得な「事故車」もあるが 経験上 手を出さない方が懸命 中古車の販売サイトを見ると、「修復歴あり」「修復歴なし」という記載がされています。
この修復歴ありのものがいわゆる事故車というものに該当し、相場より安い価格設定であることが多いです。
ここで言う修復とは、車の骨格(フレーム)部分の修復のことで、ボディやドアなどのヘコミなどの修理などは含みません。
骨格部分にダメージがあり、これを修復すると、見た目は直ったように見えてもスピードを出して走行すると、異常が発生することがあります。
特に車軸の間隔(ホイールベース)が左右で異なるような歪みが残ったままであると、通常走行はできても、コーナーリング時に違和感があったり、異音が発生することがあります。
高速道路などを走行するとすぐに分かる異常なのですが、高速試乗はなかなか行えないので購入時には気づかないことが多いのです。
しかし軽微な修復歴があり、適正な修理を行っている格安の中古車が販売されているケースがあることも事実です。
しかし修復した部分がどの箇所かでも分かればいいのですが、なかなかそこまでは分からないことが多いため、やはり事故車は避けたほうが懸命です。
と言うのも骨格部分に歪みが残っていると、その部分が長年にわたって他の部分に悪影響を及ぼし、隙間ができて雨漏りが発生したり、窓ガラスにヒビが入ったなどのトラブルが起きることがあるためです。
経験上、雨漏りが起きた中古車は事故車である可能性が高いです。